「紫外線」を意味するオプションカラーのウルトラバイオレットですが、もともと受注数が少なく希少であることに加えて、2018年以降はセレクトできないようになっており、中古車市場ではほとんど見かけることのない1台です。その特別な色をまとった車体は極限まで軽量化されており、ボンネットのポルシェクレストさえシールに変更する徹底ぶりには驚かされます。

搭載される水平対向6気筒 4.0リッターエンジンは自然吸気でありながら520馬力を発揮し0→100㎞/h加速には3.3秒しか要しません。
先月発表されたばかりの992型GT3にも自然吸気エンジンが搭載されることが決定しており、ダウンサイジングターボやEVといった技術が台頭してきた中にあっても、こだわりを貫き続けるポルシェには敬意を払わずにはいられません。